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IPS細胞関連銘柄
世界中で、たくさんのものが研究されている。なかでも「IPS細胞」は、日本で作られた細胞だ。これがあることで、今後の医療において良い影響を作ってくれることは間違いないだろう。そこで今回は、IPS細胞についての詳細と関連銘柄を見ていく。
これがIPS細胞関連銘柄リストだ
まずは注目度が高まっているIPS細胞関連銘柄を下記にまとめた。各種のIPS細胞関連銘柄に対する個人的な見解や分析も交えて紹介しておく。
【4502】武田薬品工業
「武田薬品工業」は、京都大学と一緒に「IPS細胞」に関する研究を行っている。そのため、新薬が登場する確率も高いはずだ。今後、「PS細胞」を用いた新薬の開発に成功すれば、一気に株価が上がるきっかけになるだろう。
【4568】第一三共
「第一三共」も、医薬品の販売メーカーだ。この会社も、大学と連携しながら新薬の開発を行っている。2012年には、慶応義塾大学と連携して「IPS細胞」を使った手術の研究などを行ったこともあるため期待したい意味も込めておすすめした。
【4901】富士フィルム
インスタントカメラで有名になった会社が「富士フィルム」だ。ただ、現在では化粧品のほかに医薬品にまつわることも行っている。しかも、過去にはIPS細胞の研究を行っていた会社を買収したこともあるため、今後も目が離せない。
【2802】味の素
「味の素」も実は、京都大学と協力しながら「IPS細胞培地」を開発した。そのため「IPS細胞」の需要が広がれば、今後発展するはずだ。しかも、その他に食品や調味料なども販売しているため、安定的な経営を続ける会社だと思う。
【4922】コーセー
「コーセー」は、化粧品を作っている会社だ。「IPS細胞」を用いて皮膚に関する研究を行っており、それに合う化粧水の開発をしている。これが実現すれば、肌の若返りも期待できるかもしれない。いかに女性のハートをつかむかがカギだろう。
【7731】ニコン
「ニコン」と言えば「カメラ」のイメージを持っている人も多いだろう。しかし、再生医療に実現させる「IPS細胞」の開発も行っているのだ。さらに、培養の工程を自動で管理するシステムを用いたりと、新しいことにもチャレンジしているため期待したい。
【8086】ニプロ
最後に紹介するのが「ニプロ」だ。この会社は、細胞を自動で培養する機械を作った。つまり、今後「IPS細胞」の需要が増えれば、売上も伸びていくかもしれない。ただ、そうなるのがいつかは分からないため長い目で見守りたい。
IPS細胞関連銘柄最新ニュース
IPS細胞関連銘柄についての最新ニュースを紹介しておこう。
他の人の「IPS細胞」で移植手術
実は、3月28日に他の人の「IPS細胞」を使って目への移植手術が行われた。これが成功すれば、「IPS細胞」を使った手術のコストを10%前後に抑えられると言われている。そのため、日本中で注目されているのだ。
この手術は、理化学研究所と共同で行われたということもあり、大変力を入れているはず。今後は、目以外にも違う部位への移植手術も増えそうだ。ただ、あくまで成功しなければ実用化はできないだろう。さらに、たくさんの医者が使えるというのも大事になるはずだ。
そうすることで、地方の病院においても医療技術が進歩しやすくなり、1人でも多くの病気を解決できるはず。今後は、どんどん試していき、成功例をたくさん積み上げていくことが大事だろう。
IPS細胞関連銘柄が注目されている
IPS細胞について、どういう風に発展させていくか目標がたてられている。まず、2020年までには「IPS細胞のストックを確保」や「薬の開発を活発化させる」といった目標がメインとなっている。
さらに、2030年までには「再生医療としての事例を増やす」ことや「国内でも最高レベルの研究環境」の開発をすると言われている。つまり、私たちが普通に「IPS細胞」を使った治療を受けられるのは「2030年前後」と言っても、過言ではない。
そのため、10年以上は一般治療として取り入れられるのは難しいだろう。仮に「IPS細胞」を使った手術を行ってもらう場合も、当面は自費診療のままかもしれない。よって、経済面が厳しい人においては縁がないものになる可能性もあるだろう。
IPS細胞関連銘柄まとめ
「IPS細胞」の開発により、今までできなかった治療もできるだろう。今後は「安全性」と「価格」が問題になるはず。この治療が富裕層だけではなく、一般的な人でも治療できるようにしてほしい。すると、国内でたくさんの人が治療を受けられるため役立つだろう。