Internet of Things=IOTの急速な発展により、国内外の様々な企業においてデータ管理やネットワークサービスをIOT化に対応するための新しい動きが活発化しそうな見込みだ。
IOT関連アプリの開発加速
IOTアプリ開発者へのアンケート結果
某調査会社が行ったIOTに関連するアプリケーション開発者を対象としたアンケート結果の統計データによると、IOT関連の取組みに対する広範囲なサポートがあるとしつつも、IOT化に向けてやらなければならないことが大量にあるという答えが出ている。
その他にも、アプリケーション開発者の大半は現在進行形でIOT関連アプリの開発を進めており、大多数の開発者がIOTを前向きなチャンスとしてとらえているという話だ。
IOT関連技術者が不足
しかし、現段階でIOT関連の業務に必須となるテクノロジー技術を身につけている開発者はまだまだ少ない様子だ。
ただでさえ複雑化を極めるITネットワークのインフラに、IOTという新たな技術要素が加わることで、アプリケーション開発者が扱うデータ量はさらに膨大な数となり、開発者の負担は大きくなり、IOT関連に対応できる技術者が不足する可能性も。
IOTが描く未来予想図
IOTという壮大なテーマが描く未来は、IOTアプリケーションがクラウドネットワークで運用され、ありとあらゆるIOT対応製品と接続される時代だ。
この未来予想図を現実化するためには、IOT関連技術に対応できるテクノロジー技術者、IOTセキュリティを専門とする技術、IOTに対応する製品製造技術など、まだまだ必要となる課題は多そうだ。
IOT関連銘柄への需要
IOTのインフラを整備するために、IOTアプリケーション開発者やIOT対応製品の製造を行う企業や、今後IOTへ対応をしていく企業に対して、IOT対応ソリューションの提供を行う企業に対する需要が高まる可能性がある。
IOT技術者が不足しているということは、当然、IOT技術を取り入れるためのIOTソリューションに需要は高まることが想定できる。
IOTソリューションの銘柄
【8031】三井物産、【6502】東芝、【6702】富士通あたりのIOT関連銘柄や、IOT自動運転車やロボット関連銘柄として【3853】ユビキタスあたりはやはりIOTのテーマとして本命の国策銘柄化してくる可能性は大きそうだ。