ここから先、絶対に見逃すことが出来ないテーマとなるIOT関連銘柄。
あらゆるものをインターネットに接続することで、新たな次世代のサービスをクリエイトするIOT(インターネットオブシングス)に注目しましょう!
目次
IOTとは?
IOTという言葉は1999年にKevin Ashtonによって提案された言葉です。
読んで字の如く、IOTとは、「Internet Of Things(インターネットオブシングス)」の略であり、ありとあらゆるモノがインターネットに繋がり、その情報をクラウドネットワークでデータとして保存することもできる次世代のネットワーク技術のことを指します。
しかしこれだけの説明では、「IOTって何なの?」と思っている方も多いと思いますので、IOTについて具体的に説明します。
株式投資情報誌や経済新聞などでも目にする機会も増えている注目のテーマとなるIOTについて理解を深めていきましょう。
IOTの定義
IT専門調査会社のIDCは、「IP接続による通信を人間の介在なしにローカル又はグローバルに行うことができる識別可能なエッジデバイスからなるネットワークのネットワーク」とIOTを定義しており、IOT関連銘柄とはこれらIOTに関連する企業の銘柄を指しています。
IOT関連製品
それでは実際に、IOT関連製品について、具体的にどのようなモノがIOT製品と呼ばれているのか把握していきましょう。
従来のIOT製品
これまでは、インターネットに接続して使用を行うIOT製品と言えば、携帯電話、スマートフォン、プリンタ、デジタルカメラ、プレイステーションやXBOXなどの家庭用ゲーム機器などが挙げられます。
思い返してみてください。これらの製品は無線LAN(Wi-Fi)や有線LANケーブルでインターネットに接続して使用していたはずです。
つまり、これらの製品が、従来のIOT関連製品だったのです。
今後のIOT製品
IOT技術の進化により、冷蔵庫や洗濯機、炊飯器、冷暖房機器等、インターネットに接続して使用する家電製品だけではなく、自動運転車、ドローン、ロボット等、近未来のIOT関連製品が次々と生み出されています。
近い将来、私たちが日常生活で使用する家電製品のほとんどがIOT化しインターネットに接続されていくと言われています。
IOT関連市場の調査データ
IOT市場の分類
次世代技術が集約されることで世界的にも巨大マーケットとなるIOT市場ですが、IOTデバイス、通信モジュールや通信機器、IOTプラットフォームソフトウェア、IOT専門ソリューションサービス、IOTセキュリティサービスなど、テクノロジー別にIOT市場を分類することができます。
IOTデバイスが市場の主力
テクノロジー別の各種IOT分野のなかでも、IOTデバイス(IOT関連製品)の売上がIOT市場全体の8割以上を占め、その他のIOT技術関連の売上は今後少しづつ伸びていくと予測されています。
2014年の普及台数と売上規模
2014年の日本国内におけるIOT関連製品の普及台数は5億5700万台、その売上規模は9兆円を超えると推定されています。
将来の成長率と売上予測
IDCの調査によるIOT関連市場の2014年〜2019年の年間平均成長率は、年間11%以上の成長が見込まれています。
2019年にはIOT関連製品の普及台数は9億5000万台を超え、売上規模も16兆円以上と大幅な成長が期待されています。
発展するIOT関連企業
IOT市場において、各種IOT関連企業が成功を収めるためには、技術を共存共有し、IOT関連製品やIOTソリューションを統合が必須になるでしょう。
IOT関連のインテリジェントシステムやエッジデバイスの接続数は2020年に約300億台に達する見込みであり、新たに生まれるベンダーはIOT関連市場に攻勢をかけるためには戦略的にIOT関連事業をスタートさせることで、その取り組みをスピードアップしている。
米国でも注目されているIOT
米国でもIOTに対する注目が高まっています。
「ビジネスの規模や種類に関わらず、世界中のあらゆるベンダーがIOTのもたらす市場機会に注目しています。
成熟度の観点からは未だ初期段階ではあるものの、IOTは政府、消費者、エンタープライズ分野における、またとないビジネスチャンスとなるであろう」と米国IDCのシニアバイスプレジテントも述べています。
IOTとM2Mの違い
次は、IOTと併せて語られることが多いM2Mについて、IOTとの違いは一体どんなことなのかも説明していきたいと思います。是非この機会に、IOTとM2Mの違いや歴史についても理解を深めましょう。
M2MとIOTは繋がる機器の数が違う
IOTとM2Mの本質的いはネットワークに繋がる機器の数の圧倒的な違いにある。
M2MはIOTより歴史が深い
M2Mとはマシントゥマシンの意味であり、マシン(機械)とマシン(機械)が人間を介さずコミュニケーションを取る仕組みこそM2Mの本質であり、M2MはIOTというキーワードが普及する以前から使用されている言葉であり、実用もされている技術です。
M2Mは独立・孤立したネットワーク
工場や鉄道や道路などの監視システムなどにも利用されてきた技術で、人間が介入することのない閉鎖的なネットワーク内で運用され進化を続けてきたのがM2Mなのです。
そのため、M2Mのそれぞれのネットワークは独立・孤立して存在していることが多く、そのネットワークに対して接続されるシステムの数は限られたネットワーク数となるケースが多いのです。
2020年には接続数は300億個
ある調査機関のデータによれば、2009年にインターネットに接続されていたモノの数は全世界で約25億個という数値が出ていますが、将来的に2020年にはその数が300億個以上に増加するという予測データも出ています。
つまり、M2Mと比べてIOTはインターネットに繋がるモノの数が飛躍的に多く、これこそがM2MとIOTを区別するポイントとなります。
M2Mの時代からIOTの時代へ
つまり、今こそが、M2Mが主流だったこれまでの時代から、ありとあらゆる身の回りのモノがインターネットに接続されるIOTの時代へと進化を遂げている最中なのです。
全てのモノが繋がるIOTの巨大なネットワークから生まれる価値は計り知れない魅力を秘めています。
ビッグデータを生み出すIOT
IOTは大規模ネットワークによりビッグデータを生み出し、さらには人工知能を利用したアナリティクスによってその価値をさらに高める可能性を兼ね備えています。
M2Mからスタートした産業機械や工業機械、社会インフラシステムという枠を超えて、全てのモノがインターネットに繋げていく無限の拡張性を持ったIOTは、私たちの日常生活から切っても切れない利便性と利用価値を生み出していくことが期待されています。
IOT関連の説明動画
YOUTUBEにはIOTやIOT関連銘柄企業の取組みについて詳しく説明されている動画がアップロードされています。
IOT関連の知識を深めたい方は動画もチェックしておきましょう。
IOTの仕組みがよくわかる動画
IOT(Internet of Things)の仕組みや、IOTとクラウドの関係性、IOTがどのようにして我々の日常生活に関連してくるのかがよくわかる動画です。
IOT関連のインタビュー動画
IOTやIOT関連ウェアラブルについて細かい部分までインタビュー形式で説明がされている動画です。
大型の本命IOT関連銘柄
IT分野の大企業もIOT関連銘柄というテーマで主流となる動きを見せています。
【9984】ソフトバンク
ソフトバンクは携帯電話やスマホ、インターネット事業が中心の企業であるが、IOTのテーマのもと、人工知能(AI)ロボットなど、次世代テクノロジーで高い成長が期待できる分野の事業を拡大している。
【6503】三菱電機
三菱電機はIOTが当たり前となる将来において、IOT関連製品の製造から生み出されたLSIの個体差を利用した新しいセキュリティー技術を開発。IOT関連機器の秘匿と認証を行うセキュリティ技術で、IOT関連のセキュリティ分野で活躍する可能性。
【8031】三井物産
三井物産もIOT及びクラウドに関するテクノロジーから新たなIOT関連事業を生み出すことを狙いとした営業本部を新設し、IOT関連分野への取組みを本格的にスタートさせている。
【6502】東芝
IOT関連分野の開発を強化するという発表を出した東芝。巨大なグループである東芝の各事業で抱えているIOT関連のテクノロジー技術者を集めるために「クラウド&ソリューション社」の動きも。
狙い目のIOT関連銘柄
IOT関連銘柄への投資で大きな利益を見込むのであれば、時価総額が小さなIOT関連の小型株が狙い目と言えるでしょう。
【3690】ロックオン
ロックオンは、近年発展を続けるEコマース市場の中で、同社が手がける「EC-CUBE」の開発にも注目が高まっているIOT関連企業だ。この「EC-CUBE」の新規開発はIOT関連銘柄として同社の評価を高める材料を秘めており、ECオープンプラットフォームとしての強い拡張性を持っていることからも、スマホアプリやリアルPOSレジ等、様々な部分をIOTに対応していくことが期待されている。EC関連銘柄、IOT関連銘柄という2つの期待のテーマ株に属するロックオンは要注目のIOT関連株。
【3727】アプリックスIPHD
MtoM(M2M)関連事業に集中するために事業再編成を行っているアプリックスIPHD。MtoM関連市場はIOT関連市場と共に今後さらにマーケットが拡大し投下される資金も増加する可能性も期待大。アプリックスIPHDのIOT関連銘柄としての側面を見ると、Bluetooth(ブルートゥース)を利用してスマホを無線で繋ぎ、接続された家電機器の故障や稼働状況をメッセージでスマホに送ることができる製品の企画開発に積極的な点が評価できる。
【9739】NSW
NSW(日本システムウエア)は、同社が手がけるM2M(MtoM)クラウドプラットフォーム「Toami(トアミ)」を活用し、【1951】協和エクシオと協業してICTソリューションビジネスを展開していくことからも、IOT関連銘柄として期待が高まっている企業です。
【3669】モバイルクリエイト
モバイルクリエイトは、半導体関連の製造装置で有名な【6314】石井工作研究所の株式を30%以上取得したことでも注目を浴びたIOT関連銘柄です。モバイルクリエイトの主な事業は、タクシーや輸送トラックを対象にした業務用のIP無線システムであることからも、IOT分野として注目が高いロボットタクシーや自動運転車というテーマにも関係してくる可能性も。今後も事業領域の拡大に期待をすることができるIOT関連銘柄だと言えます。
【3913】sMedio
sMedioはスマートデバイス向けの最先端のソフトウェアを提供している企業。急速に発展しているIOT関連分野での活躍が期待されBD4Kの開発なども。IOT社会の実現に向けて革新的な新製品開発に期待がもてる。ここからまだ狙いやすく将来的にも大きな躍進が期待出来るIOT関連銘柄のひとつ。
IOT関連銘柄ジグソーの詳細情報
個人的な本命銘柄は【3914】ジグソーだ。
本命のIOT関連銘柄はジグソー
この株ブログでは、個人的にIOT関連銘柄の本命として【3914】ジグソーに関する様々な情報をまとめている。ジグソーの株価、材料、企業情報、ABR、kudan limitedとの提携など、ジグソーの重要な情報が満載だ。本命のIOT関連銘柄のジグソーの情報はこちらから。
IOT/M2M展の情報
IOT関連銘柄企業が一同に集う2015年最大のIOT関連イベント!
2015 Japan IT Week 秋
2015年10月28日に幕張メッセでJapan IT Week(IoT/M2M展)が開催される。
IoT/M2M展について詳しくまとめた人気記事はこちらから。
IICとIOTの関係
IOT関連銘柄にも強い影響を及ぼす団体IICについてまとめた記事もご覧ください。
IICとIOT関連銘柄の関係について把握しましょう。
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