日本郵政【6178】、ゆうちょ銀行【7182】、かんぽ生命保険【7181】の株価予想と初値予想に徹底的に迫ることでその全貌を丸裸にしていく。上場する郵政3社の株価予想から売り時や買い時を調べている方も多いと思われるので、興味がある方はご覧頂きたい。
郵政の株価予想
満を持して上場する郵政3社(日本郵政・ゆうちょ銀行・かんぽ生命保険)について、記念すべき上場日となる11月4日(水)の初値予想に加え、11月4日(水)〜2015年度末、そして2016年に向けての株価予想を下記にまとめた。過去市場最大級のIPOとなったNTTは約2ヶ月で株価は2倍になったことからも、郵政株も3社とも1ヶ月〜2ヶ月で株価2倍まで上昇することも充分あり得る。
日本郵政【6178】の株価予想
日本郵政の初値予想、上場後の11月5日(水)から翌週11月13日(金)までの株価予想、年末となる12月〜1月にかけての株価予想を徹底分析。上記の日本郵政【6178】の株価チャートはよくチェックしておこう。
日本郵政の初値予想
初値 1450円〜1550円
終値 1540円〜1680円
上昇率 +10%〜20%
日本郵政の初値は1631円。
予想を上回る高値で上出来だ。
『日本郵は初値で売出価格に対して+10%〜20%の大幅上昇も充分に見込めるのではないだろうか。その根拠として、史上最大規模のIPOになるという前触れ告知による個人投資家からの大きな期待感に加え、ファンドや投機筋、海外投資家などの大口の機関からの買いがまとめて入ると推測でき、ズドン!と初値で高騰する可能性は大きい。寄りから大きな買い板が入り、前場中にもグングンと上昇し、後場終値も良い流れで取引が終了すると見ている。』
日本郵政の株価予想
11月 5日(木)の株価予想
予想株価レンジ 1700円〜1900円
『続伸で株価上昇の期待』
11月 6日(金)の株価予想
予想株価レンジ 1600円〜1750円
『一部利確売りで調整の可能性も』
11月 9日(月)〜の株価予想
予想株価レンジ 1800円〜2050円
『週明けで新規買い増加、2000円の大台に乗る可能性有り』
12月〜1月の株価予想
予想株価レンジ 2000円〜2800円
『年明けにかけて株価が2倍近くまで上昇する可能性有り』
日本郵政株はいつ売る?
日本郵政の株を売るタイミングは、中長期投資の方は株価2倍になってからがよいのではないだろうか。短期投資やデイトレの方は細かく何度も売買を行ってその利鞘を抜いていっても面白いと思うが、個人的には中長期投資で株価2倍になってからが売り時だと考えている。
日本郵政の株価予想まとめ
日本郵政【6178】は株価2倍からが本番だ。
近い将来、日本郵政の株価が2800円以上になっているのがハッキリとイメージできる。
日本郵政は、同業の宅配企業と比較して、IPO時の高い配当性向が魅力であり、その他にも今後発表されることが期待される株主優待の内容や、将来的に想定することができるサービスの進化(デジタルポストの普及と取組み、自動運転車を利用した郵便サービス、ドローンを利用した空中宅配サービス、ヤマトHDや佐川急便との提携の可能性、AMAZON等の海外大手EC企業との提携等)に対する期待も株価を上げる材料として考えることができる。
既に公式発表済の楽天との提携、Apple&IBMとの提携による高齢者向けの「みまもりサービス」の強化なども企業成長に対する期待要素にもなる。
時を遡れば、小泉政権時代の2007年10月1日に「郵政民営化」が実現され、そこから8年後となる2015年に「郵政上場」が行われているという事実。
これだけでもわかるはずだが、郵政上場までの道のりには、政界や財界、あらゆる権益や利権の思惑が飛び交い、国をあげての壮大なストーリーが描かれている。
だからこそ、「郵政は上場したらもう終わり。」というような単純なコトではないだろう。
仮に、株価がダダ下がりした場合には、郵政上場と日本経済の上昇を推進している権力者達の面子は丸潰れだ。
このようなことが起こり得ないように、上場後も郵政を企業として成長させ株価を上げていくための「材料発表」や、日銀や年金による買い支えがあると考えれるのではないだろうか。
もちろん、年内から年明けにかけて株価の上下は当然起こり得ると思われるが、中長期目線で見れば堅調に右肩上がりに株価を伸ばしていくはずだ。
ゆうちょ銀行【7182】の株価予想
上記のゆうちょ銀行【7182】の株価チャートをしっかりチェックしておこう。
ゆうちょ銀行の初値予想
初値 1500円〜1550円
終値 1600円〜1740円
上昇率 +10%〜20%
ゆうちょ銀行の初値は1656円。
予想を上回る高値で終値は1671円と予想通り。
『日本郵政と並んで、注目度が高いゆうちょ銀行の株を買いたいと考えている個人投資家は非常に多く、さらには機関もゆうちょ銀行の株を狙ってくるだろう。大きく株価が上昇することに期待がもてそうだ。上場日は寄りから買いが並び、初値は1500円〜1550円あたりでつくのではないだろうか。そして終値も上昇したままとなると見ている。』
ゆうちょ銀行の株価予想
11月 5日(木)の株価予想
予想株価レンジ 1600円〜1800円
『上場から二日連続で株価上昇期待』
11月 6日(金)の株価予想
予想株価レンジ 1500円〜1600円
『週末の売りでやや調整も有り得る』
11月 9日(月)〜の株価予想
予想株価レンジ 1600円〜2000円
『翌週には2000円を超える高値更新』
12月〜1月の株価予想
予想株価レンジ 2100円〜2900円
『年末から年明けにかけて株価2倍の見込み』
ゆうちょ銀行株はいつ売る?
ゆうちょ銀行株の売り時も、株価2倍になってからではないだろうか。つまり売出価格に対しての2倍なので、株価が2900円を超えてからが売り時だろう。デイトレや短期投資で+10%、+20%の利益確定売りを否定するわけではないが、本筋は長期保有してから売るのが王道なのではないだろうか。
ゆうちょ銀行の株価予想まとめ
ゆうちょ銀行の株価も2倍を超えてからが本番だ。
ゆうちょ銀行【7182】は株価上昇の伸び白が高く、長期的に見れば上場した郵政3社の中で、最も高い成長性が望める銘柄ではないだろうか。
それを裏付けるポイントとして、ゆうちょ銀行の事業内容が金融業・銀行業だということを考えてみるとよいだろう。
まず、ゆうちょ銀行は将来的に、日本最大のメガバンクとなるだろう。
現状の店舗数だけで言っても、日本全国各地に点在する郵便局を窓口として考えると、その圧倒的な店舗数がわかる。
更には、現実的に想定することができる近い将来の企業戦略として、ゆうちょ銀行が全国各地にATMを設置、ゆうちょ銀行の預金上限が1000万円以上になる、という2点を考えただけでも、他の銀行を圧倒的に凌駕する勢いでゆうちょ銀行の預金総額が爆発的に増えるだろう。
その他にも、アメリカを中心にヨーロッパでも急速に普及し投資対象として投資額がガンガン増えている「フィンテック」とゆうちょ銀行が融合する可能性も充分に考えられる。
一般的なイメージでは、日本郵政しかり、ゆうちょ銀行しかり、かんぽ生命しかり、郵政3社に対して、どこかアナログな古臭い昔ながらの企業(公務員のようなカタい企業)といったイメージを持っている方が多いと思われるが、そんな偏見を持っているとしたら考え直して欲しい。その考え方自体が古臭い。
今、世界は人工知能、IoT、ビッグデータ、フィンテックと、あらゆる分野において近未来的なテクノロジーを取り入れたサービスに進化しており、ゆうちょ銀行が提供するサービスこの流れに乗って進化していくだろう。
何度も言うが、「フィンテック」は金融分野としてゆうちょ銀行と関連してくる可能性が非常に高いと思われるのでチェックしておくべきだろう。
これらの高い成長性からも、まさにゆうちょ銀行は「眠れる獅子」なのだ。
2015年内に株価2倍を楽しみたい。
かんぽ生命【7181】の株価予想
上記のかんぽ生命【7181】の株価チャートは要チェックだ!
かんぽ生命の初値予想
かんぽ生命の初値は2929円。予想を大幅に上回る高値!
初値 2250円〜2300円
終値 2420円〜2640円
上昇率 +10%〜20%
『かんぽ生命も初値で売り出し価格以上の値がつくだろう。そして10%近くは上昇して終値を迎えると見ている。上場する郵政3社のなかで、ある意味かんぽ生命の株価が最も上がりやすいと分析することができる。その理由として、日本郵政・ゆうちょ銀行と比較した場合に、かんぽ生命の売出株数が一番少ない。ファンドや海外からの巨額資金の買いが入ることで、もっとも株価が上がりやすい傾向にあると言える。』
かんぽ生命の株価予想
11月 5日(木)の株価予想
予想株価レンジ 2500円〜2700円
『かんぽ生命も株価続伸が続くだろう』
11月 6日(金)の株価予想
予想株価レンジ 2300円〜2500円
『週末の調整の可能性はやはりある』
11月 9日(月)〜の株価予想
予想株価レンジ 2400円〜3000円
『週明けには多く買われ3000円も見える』
12月〜1月の株価予想
予想株価レンジ 3600円〜4400円
『かんぽ生命も株価2倍は想定内』
かんぽ生命株はいつ売る?
かんぽ生命株の売り時は4400円。個人的にはこの株価を超えるまでは手放すには勿体ないと感じているが、現実的にかんぽ株は値幅の増減が大きいので、株価2倍を目安に、少なくとも+50%以上になってからがかんぽ株の売りタイミングとして適正なのではないだろうか。値幅が大きいだけに、いつ売るのかもっとも迷うのがかんぽ生命株だ。
かんぽ生命の株価予想まとめ
かんぽ生命も株価2倍が射程圏内。
日本郵政・ゆうちょ銀行と比較した場合、売出株数の少なさから株価動向の激しさが魅力的な郵政株だ。
既に上場日の11月4日から5日にかけて、結果として郵政3社の中でも最も上昇率が高くなっている。
今後も、このような大きな株価の値幅が楽しめる銘柄として市場で投資家からの人気を集めていくだろう。
日本郵政株やゆうちょ株にも言えることだが、特にかんぽ株で注意しておきたいのは、下落時の下落幅も大きくなりそうな点だろう。
中長期投資を考えているのであれば、かんぽ株が大幅下落する心配は無いだろうから、そこまで神経質になる必要はないが、短期投資やデイトレでかんぽ株の売買を考えている方は、この点に気をつけておくとよいだろう。
そして、かんぽ生命は株価の変動率が大きいだけあって、郵政3社のなかでも最速で株価2倍を達成する可能性もある。
郵政の株価予想の根拠
日本郵政・ゆうちょ銀行・かんぽ生命の上場初値からその後の株価動向など、株価予想をする際に比較分析の対象となるのがNTT株だ。
1987年に上場したNTTは119万7000円で売り出され、160万円の初値をつけた実績がある。
いきなり株価1.3倍という高騰だ。そしてその後も上場からたったの2ヶ月程度で株価は318万円の高値を更新し2倍以上を達成しているのだ。
当時と時代背景に違いはあると言っても、NTT株を凌ぐ規模で注目されている郵政3社の株価も、NTT株と似た様な動きになることを想定することができる。
何度も言うが、日本郵政・ゆうちょ銀行・かんぽ生命の3社とも株価が2倍になることはかなり現実的に考えられる。
11月4日に上場してから毎日100円近く株価が上がり続けることだって有り得る。あっというまに株価が2倍になる可能性もあるのだ。
仮に2倍まで多少の時間がかかったとしても、売出価格からほぼ確実に株価は高値を更新し続けていくのではないだろうか。
日本株を代表して世界中から注目を集める郵政上場。
郵政3社の株価上昇に強い期待がもてるからこそ、ひとりでも多くの個人投資家が利益と幸福を掴めることを願う。
追伸 下記の日本郵政・ゆうちょ銀行・かんぽ生命の社長による上場会見の動画をはじめとして、郵政3社に関する動画もチェックして郵政の株価予想を抜かり無く行っていきたいところだ。