投資家の兄弟たちよ、調子はどうだ?
大企業を中心に、海外などへ商品を販売している。その形態こそが「輸出」だ。これが活発的になることで、売上を爆発的に伸ばすことができる。しかし、その一方でデメリットもある。今回は、輸出の簡単な説明をした後に、輸出関連銘柄を紹介させていただく。
目次
輸出
輸出とは、簡単に言うと海外へ商品を販売することだ。たくさんの国に販売していくことで、どんどん売上や利益を上げることも可能。日本の人口も減ってきているため、海外販売へシフトチェンジしている企業もある。
ただ、良いこともあるが悪いこともある。その一例として挙げるのが「関税」だ。特に、2017年1月20日からは、トランプが大統領になった。そのため、アメリカ国内で生産されたものを、たくさん売れるような政策をするはずだ。
結果的に、日本から仕入れたものに関しては、関税を高くかけることも考えられるため、日本から製品を仕入れないようにするアメリカの会社も増えるだろう。
アメリカのTPP脱退は今後どんな影響を与えるか?
TPPとは、日本やアメリカ、東南アジアや南アメリカ地域の国など、10か国で協定を結んでいた条例だ。このメリットは、関税などを撤廃することで、もっと国同士の輸出入を盛んにしようと言うものだった。しかし、アメリカの大統領がトランプ氏に変わってから一変。アメリカがTPPから脱退することを述べた。
つまり、トランプ氏の考えとしてはアメリカをもっと経済発展をさせたいという考えを持っている。そのため、海外からの輸入には、関税をかけて税収を上げる。さらに、関税をかけることで、アメリカで商品を作る機会が増える。
よって、雇用も創出できアメリカの経済発展をさせるという考えだと私は思う。他国のことは気にしないというのが、トランプ氏なのだろう。
輸出が盛んになることは、日本の経済発展にもつながる
輸出を頻繁に行うことで、実は日本の経済発展にもつながると、個人的には思っている。例えば、日本の技術を世界各国にアピールする機会が増えるわけだし、さらに、航空会社や海運会社なども、収入を増やすことができるため、日本の税収も増えるだろう。
また、海外に商品を輸出することで、海外でたくさんの取引先が増える可能性もあるため、今後も日本からどんどん海外に輸出することが大事だ。ただし、それに伴い会社の拠点や工場なども海外に移してしまっては意味がない。日本の税収も減っていく一方だろう。
そのため、日本の魅力をさらに発信し続けるかが重要だ。他国との違いを見せつけることが、今後の輸出会社にとって大事なことだと私は思う。
注目の輸出関連銘柄
俺が注目している輸出関連銘柄を紹介するぞ。
【4902】コニカミノルタ
「コニカミノルタ」は、コピー機などのオフィスで使うような電子機器を販売している。ちなみに、海外での売り上げは、8割前後のため、輸出産業だと言える。アメリカも全売り上げの2割前後入っているため要注目だ。
【6134】富士機械製造
「富士機械製造」は、ロボットなどを作成する会社で、海外での売り上げは9割近い。そのため、輸出に力を入れている会社だ。そのうち、中国が4割近くを占めている。今後も中国が成長し続けるかが、ポイントとなるだろう。
【6981】村田製作所
精密機械や自動車の部品など幅広く作っているのが「村田製作所」だ。海外での売り上げは9割を超えることもあるため、まさに輸出がないとやってられない企業だ。イベントなどで、自社商品をアピールすることも行っているため、注目度は高いだろう。
【7267】本田技研工業
「本田技研工業」は、自動車メーカーだ。ここは、売り上げの半数前後を北米が占めているため、注目度は高い。上手くいけば、売り上げも上がるでしょうが、トランプ氏の政策によっては下がる場合も。営業利益が、悪化した後に買うのも一つの手だ。
【7309】シマノ
釣り用具などで有名な「シマノ」も、売り上げの内、9割近くは海外だ。そのため、海外への依存度は大きい。ただ、釣り用具は、海がある国であれば使うことができるため、今後も需要はあるだろう。そのほかにも、自転車の部品なども販売している。
【6857】アドバンテスト
半導体の検査機械を主に作っているのが「アドバンテスト」だ。売り上げの内、9割以上は海外だ。しかも、半導体は色々な国で使われているため、今後もしばらくは需要があるだろう。ただし、アジアが7割近い売り上げのため、常に注目はしておいた方が良いだろう。
【9104】商船三井
海運で外せないのが「商船三井」だ。商品を海外で運んだり、倉庫での保管も行っている。今後も輸出が活発になれば、売り上げも伸びるはずだ。ただ、輸出が活発になれば参入する企業もあることが予測されるため、いかに質の良いサービスを行うかが勝負だろう。
まとめ
輸出企業は、世界の景気によって大きく左右されやすい。そのため、常日頃から海外のニュースも見ておくことが大事だろう。ただ、それさえやっておけば暴落しても慌てることはない。事務的に、損切りを行い再エントリーを繰り返せば、株投資の力も身に付くだろう。