ごきげんよう。株王獅子丸だ。
ZMPの上場が決定してから、自動運転関連銘柄が注目されているぞ。次世代の技術として世界各国の企業にも推進されている「自動運転車」の開発が急速に進んでおり、株式投資市場の中でも自動運転車関連銘柄への注目が高まってきている。
目次
自動運転関連銘柄が注目される理由
自動運転車関連銘柄と自動運転の技術が、なぜ注目されているのか、その理由を分析してみた。
自動運転システムは、オートパイロットシステムとも呼ばれており、その技術からコンピューターによって運転が自動化された自動運転車の実現のために必要となる技術だ。この自動運転技術が高いレベルで完成され、自動運転車が公道を走ることになれば、世界各国が抱えている深刻な交通問題の改善が期待でき、この点が各方面から大きく注目されていると言える。自動運転車によって、交通渋滞の解消や、交通事故の減少、排気ガス問題などの環境改善、自分で車を運転することが困難な高齢者や障害者の移動の支援など、自動運転車を利用する人にとってのメリットも数多くあり、自動運転車を開発する企業にとっては、マーケットが拡大することで、大きな経済効果も期待することができ、自動運転車関連銘柄への投資を行う投資家の注目を集めるには充分と言える好材料をたくさん秘めていることも、自動運転車関連銘柄が注目を集めている理由となっていると言える。
自動運転関連銘柄が熱い
個人投資家の視点から見た自動運転車関連銘柄へ投資を行うメリットは、米GoogleやLG、ボッシュなどをはじめとして、世界的な規模で自動運転車の開発に取り組む企業が増えていることだと言える。つまり、世界各国の大手企業が自動運転分野の開発事業に参入していくことで、開発スピードが加速し、開発競争も激化し、その影響からマーケットの拡大にも繋がることで、金融市場の反応もさらに大きくなっていく。某調査機関によるデータによると、2035年までに自動運転車の販売台数は世界で1200万台に達すという予測数値も算出されており、自動運転関連分野のマーケットは経済的にも拡大していくことが見込まれている。このように、自動運転関連銘柄は高い成長性をもつ分野だからこそ、国内外の株式投資市場からも強い関心を集め、今後もニュースや大手の投資メディアで取り上げられていく機会も増え、多くの個人投資家から注目され、短期的にも長期的にも株価上昇に期待をもつことができる。
本命の自動運転関連銘柄
数ある自動運転銘柄の中で俺が選んだ本命を紹介しよう。
【7316】ZMP
ZMPはロボットタクシーなどを開発し自動運転と関りが深い。2016年12月19日上場することが決定し、時価総額は400億円程度になる見込みだ。上場した際に株価が急騰すると見て自動運転関連銘柄として本命と言えるだろう。
【2432】ディー・エヌ・エー
2015年5月にZMPと共同でロボットタクシー会社を設立している。合併会社ロボットタクシーの資本金7億円のうち、66.6%をこのディー・エヌ・エーが出資している。ZMPに深く関わっていることからディー・エヌ・エーも自動運転関連銘柄の本命と言える。
注目の自動運転関連銘柄
【6632】JVCケンウッド
JVCケンウッド【6632】は、センサー関連、監視カメラ関連の分野における自動運転関連銘柄になる。JVCケンウッドがもつ監視カメラシステムは、デンソー【6902】のレーザーセンサーを利用することで、非常に高精度な検知機能を有しており、このシステムが、自動運転車の走行中の進路において、前を走る車や後続車、歩行者や動物、障害物などを感知するということを考えると、自動運転車の安全走行に活用されていくことに期待がもてる。また、JVCケンウッドは、自動運転の中心的存在になると期待されているZMP社の株主になっている点も忘れずに覚えておきたい。
【6989】北陸電気工業
北陸電気工業【6989】は、自動運転車の安全な走行や適正な走行状態を維持するために必要となるセンサー技術から注目を集めている自動運転関連銘柄だ。自動運転車が横滑りをしたり、危険なスピン走行状態になった場合に、元通りの安全な走行状態に復元を行うシステムの普及が進んでいることからも、今後も自動運転の安全面において、北陸電気工業が有する加速度センサーをはじめとした技術が、自動運転市場において高い需要を起こす可能性も秘めていると言えるだろう。
【3724】ベリサーブ
ベリサーブが自動運転関連銘柄として挙げられる要素は、道路交通システムやカーナビなどのITS関連機器の実証実験を行い、その製品の安全性などのテスト結果に評価を行っている点だろう。現在、ITS関連銘柄や自動運転関連銘柄と呼ばれる企業によって様々なITS関連製品の開発が進められており、これらITS関連製品に対する実証実験の需要が増える見込みであることからも、ベリサーブの株価上昇にも期待がもてる。ハードウェアとネットワーク通信の融合がテーマとなるITS分野において重要な役割を果たす企業だからこそ、注目の自動運転車関連銘柄として覚えておきたい。
自動運転車の開発には、既に世界の企業が取り組み始めている。意外にも、自動車開発とは無縁に思える米グーグル(Google)が、この分野では先頭を走っているということだ。このように様々な企業の参入が考えられる自動運転関連銘柄だ。長期的に見て期待できる銘柄だと考える。