投資家の兄弟たちよ、ごきげんよう。今年も残りわずかとなったな。
日本では半導体の技術がとても優れている。そのため、いろいろな工場で日々開発されているのだ。今回は、その中から株価に影響を与えそうな半導体銘柄を紹介する。知っている企業があるか確認しながらこの記事を読んでいくと非常に面白いと思う。
目次
半導体
半導体とは実に中途半端な素材のことを言う。そもそも半導体ができることになったきっかけとして忘れてはならないのが、「導体」と「絶縁体」だ。導体とは、主に電気を通す物質で、逆に絶縁体とは電気を通さない物質のことを指す。
だが、導体のように電気がはっきりと流れないが、絶縁体のように完璧に電気を遮断するわけでもない物質がある。それが「半導体」と言われるものだ。最近では、テレビやパソコン、自動車など日常用品にたくさん使われている。
そのため、私たちにはなくてはならない存在となっている。特に、日本が誇る技術は世界に通用すると言われているぐらいだ。生活を豊かにしていく物質として大活躍しているのが現状だ。現在では世界各国に工場もあり、いろいろな国で必要とされているのだ。
ルネサスエレクトロニクス社が半導体メーカーを買収
業界大手の「ルネサスエレクトロニクス社」が、アメリカの「インターシル社」を買収することが発表された。ただ金額としては3200億円程度と比較的金額は小さいとされている。なぜこれを紹介したかと言うと、日本でもいろいろな業界で買収が日々繰り返されるようになったからだ。
また業界は少し異なるが、日本でも超大手と言われた「SHARP」や「ダイエー」なども、別の会社に買収されてしまった。今後は時代の移り変わりも早くなると考えられるため、常日頃から時代の流れをチェックしておく必要があるのだ。昔からある会社が強いと言う概念ではなくなり、新規企業でも老舗メーカーを倒すことができる時代がやってきていると言えるだろう。
半導体業界では中国が急成長中
日本での技術が優れていると言われている半導体業界だが、現在は中国に押され気味である。と言うのも、中国には半導体関連の会社がたくさん進出してきており、しかも日本より安価な料金で販売することも可能だからだ。
そのほかにも台湾や韓国、シンガポールなどに大手会社があるため、日本の会社が生き残るのも年々厳しくなっている感じがする。ただ海外の半導体関連の会社から日本の工場へ受注依頼があった場合は日本の会社にとっては追い風だ。最近では海外へ目を向けても物価が上がっている場所も多い。日本と同じぐらいの物価の国であれば、高品質の半導体製品を作ってくれそうな日本へ依頼が増えるだろう。
本命の半導体関連銘柄
数ある半導体関連銘柄の中から本命だと思うものを紹介する
【6323】ローツェ
本社が広島にありながら、「ベトナム、韓国、シンガポール、中国」などに子会社を持っている大規模な会社が「ローツェ」だ。2016年1月にジャスダックから東証2部へ。そして同年8月に東証1部へと昇格していったため、半導体関連銘柄の本命として期待できる会社だ。
注目の半導体関連銘柄
注目している半導体関連銘柄を紹介する。
【6146】ディスコ
精密加工品について製造しているのが「ディスコ」だ。さまざまな企業が半導体製品などを出店しているイベントにも参加しており、技術力も相当あると言えるだろう。今後もいろいろな技術を開発してくれる会社だ。このため半導体関連銘柄として注目している。
【7731】ニコン
カメラで超有名な老舗企業が「ニコン」だ。そのほかに、精密機械や半導体を取り扱っている事業もあるため、幅広い種類のものを取り扱っている。また、医療用品など社会貢献できる製品の開発もしているため、今後も半導体関連銘柄として必要とされる企業だろう。
【7729】東京精密
半導体の機械を主に作っているのが「東京精密」だ。全国に幅広く営業所を持っており、さらにヨーロッパやアメリカなど、海外にも数十か所の関係会社もある。そのため、世界中でも半導体関連銘柄として必要とされる企業なのは間違いないだろう。
【8035】東京エレクトロン
設立から50年以上経っている半導体製品の会社が「東京エレクトロン」だ。東京の大都心に本社を有しており、グローバル展開を行っている。従業員も10000人(連結)を超えている超マンモス会社なため、半導体関連銘柄として安定した会社だと言えるだろう。
【6756】日立国際電気
日本のブランド企業と言っても良いのが「日立国際電気」だ。半導体製品以外に、無線やアンテナ、カメラ、証券関係のシステム構築など幅広く事業展開をしているため、いろいろな取引先から受注の需要があるだろう。このことから半導体関連銘柄として期待できる銘柄だろう。
【6502】東芝
「東芝」も忘れてはならない企業の1つだ。半導体製品以外にも、公共交通や電力、エレベーターなどについても事業があるため、地方公共団体が取引先になっていることも多い。確かに粉飾決算問題などで、荒れていたが取引先が減らない限り大丈夫だと私は思う。半導体関連銘柄として期待できる。
まとめ
半導体は、今後も世界中で必要とされていくだろう。アフリカなどの発展途上国であっても、半導体製品を使う時代なので海外向けの輸出も増えていくだろう。しかしその分ライバル企業も増えることが予想されるため、時代の流れについて行きながら株投資を行おう。