今日の仮想通貨市場はなかなかのジェットコースターだった。
だが、例えればあの乱高下は【握力テスト】だ。
握っている銘柄を臆さずに握りしめていれば、ひとまずの価格は戻る。
とはいえ俺はリップルを中心にガチホしているため、これまで何度も経験した握力テストに慣れている。
今日の乱高下もただ強く握りしめておくだけ。精神面的にも非常に良い。
仮想通貨投資をまだ始めたばかりの方は、握ったら離さないということを覚えておくと良いだろう。
下手に売買を繰り返すことは手数料を毟り取られてしまい、株と違ってボラが非常に大きい。
安値で掴んだ仮想通貨はまずは離さずに握っておくという手法を覚えておくと良いだろう。
ビットコインのデメリット
さてそれでは本題に入ろう。今日の下げ相場の最中に、ビットコインが抱える欠点や今後のデメリットについてまとめてみた。仮想通貨バブルだと、仮想通貨が儲かるという良い面ばかりが取り沙汰されているが、資産を増やすためにはリスクとデメリットを把握しておく必要がある。ビットコインのデメリットについて知りたい方は是非チェックしておくと良いだろう。
ビットコインの送金詰まり
ビットコインの欠点・デメリットとしてまず最もきになる点は、以前から様々な仮想通貨メディアでも話題に上がっているが、ビットコインの送金詰まり、つまり、未確認取引の件数が日に日に増えていることだ。
まだ仮想通貨投資を始めたばかりの人は、送金詰まりがなぜデメリットなのかもわからないと思うのでわかりやすく説明していこう。
ビットコインの送金詰まりとは
ビットコインの送金詰まりとは、その名の通り、ビットコインを送金した際に、送金作業が詰まってしまい、送金が完了するまでに時間がかかってしまうことを指すものだ。
ちなみにビットコインの送金詰まりの件数(未確認取引件数)はhttps://blockchain.info/ja/unconfirmed-transactionsでリアルタイムに確認することができる。
上記のリンク先ではリアルタイムな今現状の数値しか見ることができないので、次は下記のチャート図を見て欲しい。
これは、同じくblockchainというサイトの中に掲載されている、Mempool Size(メンプールサイズ)というものだ。このチャートが何かと言うと、ユーザーがビットコインの送信を行った件数を現すもので、1年間や全期間でこのチャートを見ると、Mempool Sizeが右肩上がりに上昇していることがわかるはずだ。
この2つのデータから何が言いたいかというと、ただでさえ現状の送金詰まり件数が増えているのにも関わらず、世界中でビットコインの送信が行われる件数が増えている。つまり、このままではビットコインの送金詰まりがさらに増えてしまい、ビットコインの送金時間がさらにかかってしまうようになる恐れがあるということだ。これはビットコインの価値にとっても非常にデメリット。
送金が詰まるとなぜ良くないのか
上述した説明で、ビットコインの送金詰まりが今後の問題になるということにまだピンと来ていない方もいるかもしれないので、ビットコインの送金詰まりがなぜ悪いことなのかを説明しておこう。
ビットコインの送金が詰まると、ビットコインの送金に時間がかかってしまうということは先ほど話したが、この詰まりが増え続けていくと、永遠に処理されずに送金されないまま止まってしまうことも起こり得るということ。
例えば、あなたのビジネスパートナーがイギリスに住んでいたとして、イギリスに1000万円分のお金を送らなければならず、あなたがビットコインで送金をしたとしよう。送金時には1時間後には1000万円がイギリスまで届くということであなたは送金したが、そのタイミングでビットコインの送金詰まりが異常に膨れ上がった場合、2時間経っても、10時間経っても、24時間が経っても送金した1000万円が届かない状態が続いてしまい、最悪の場合、1年経っても、10年経ってもその1000万円が詰まったまま止まってしまうという恐れがあるということだ。
大げさな例えかもしれないが、このようなことからもビットコインの送金詰まりは仮想通貨の機能性としてはとても高性能とは言い難く、今後のビットコインの価値を維持する上でのデメリット要素となるのだ。
本来、仮想通貨(ビットコイン)は、投資対象として作られた訳ではない。
世界中への送金作業を、既存の金融機関(銀行)などを介さずに行うことができるというメリットがあるものなのだが、その送金に致命的なロスがあるとなると、ビットコインは仮想通貨として欠陥品として見られていく可能性がある。
そうなった場合に、ビットコインの市場価値は下がり、他の性能が良い仮想通貨へと投資資金が移動してしまい、ビットコインの価格暴落を引き起こすことになりかねない。
送金詰まりの解決策
ビットコインの送金詰まりの解決策は、ストレートに言ってしまえば無い。
既に現在の送金件数に耐えられず、送金詰まりが発生し、送金の遅延が出てしまっていることを、完全に解決する能力がビットコインには無いのだ。
苦肉の策ともとれるが、ビットコインの送金詰まりを他の方法で解決する策として、ビットコインで送金を行う人が減れば良いということで、ビットコインからビットコインキャッシュという新しいコインが生まれた。
ビットコインキャッシュはビットコインに比べ、送金性能が高い。
世の中の多くの人がビットコインではなく、ビットコインキャッシュで送金を行ってくれれば、ビットコインの送金件数も減らせるという策だ。
だいぶ簡単にまとめてしまったがわかりやすくいうと、ビットコインの送金詰まりを解決するための残された方法はこれしかないと言われている。
しかし、そこには盲点がある。
ビットコインではなく他の仮想通貨で送金をすれば良いと世の中が動いた時に、必ずしもビットコインキャッシュが選ばれる訳でもなく、リップルやイーサリアム、その他にも送金能力においてビットコインより優れているコインは山ほどある。
ビットコインを送金に使わず、他の仮想通貨での送金が増えていけば、実質的にビットコインから他のコインが主流となっていってしまう。
そうなれば、ビットコインの存在価値が無くなってしまう。
送金にも使えない、ハッキングもされたという傷もある、といったように悪い面ばかりで、存在価値がもし残るとしたら「仮想通貨を世界に知らしめた功績」「世界で初の高額価値がついた仮想通貨」といった骨董的価値しかそこには無くなってしまうだろう。
このようにして、ビットコインは仮想通貨として欠点とデメリットを抱えた仮想通貨なのだ。
ビットコインの性能はあげられない?
ビットコインの開発者はたくさんいるのに、なぜビットコイン自体の性能をアップデートして改善しないのか?という疑問を持った方もいるだろう。
実際に、優秀な開発者達が本気でビットコインの性能向上を測ればそれは可能なことなのかもしれないと言われているが、ビットコインからハードフォークにより派生したビットコインキャッシュとの確執や、さらに新たに生まれたビットコインゴールド、ビットコインダイヤなど、今後もビットコインの分岐は続く模様で、開発者達がビットコインの性能向上のために集結するということが無いという気配になっている。
ビットコインの価値は下がる?
本来であれば、銀行の送金スピードより仮想通貨の送金スピードが早く手数料もかからないからこそ、仮想通貨が魅力的な技術だということだったのだが、それらが銀行よりも劣るとなれば、ビットコインは本当の意味でただの投機対象、又は骨董品としての価値しかつかなくなるだろう。
2017年は仮想通貨バブルの年だと言われる通り、このようなビットコインの実質的な欠点やデメリットを知ろうともせず、ビットコインを買えば儲かるだろうというギャンブル感覚で投機が続いている。もしくは、デメリットは知っているけれども、それでも価値が上がり投資利益を得られるから買っているという人もいるだろう。
この事象は株に置き換えれば、思惑だけで上がっているということだ。
株は思惑で買われ事実で売られる。
現在まで思惑で買われていたビットコインだが、デメリットや欠点があるという事実を知り、大量の売りが出た場合には、ビットコインの価格は急落するだろう。
しかし、俺は、今現時点で今すぐにビットコインが一瞬にして崩壊するとは思わない。
まだバブルは存在しているため、投機的な利益を得るチャンスは多量にある。
しかし、投機ではなく投資を行う場合には、ビットコイン以外にも選択肢はたくさんあるということを覚えておくと良いだろう。
俺は、早い段階でリップルに目をつけ、リップルを中心とした仮想通貨投資を行なっている。
ビットコインを否定する訳では無いが、まだ仮想通貨を始めたばかりの方や、仮想通貨の本質を知らずに投機を行なっている人は、一度、リップルとビットコインの性能を比較してみると良いだろう。
なぜ俺がビットコインではなくリップルを選んでいるか、その理由がわかるはずだ。
さて、このクリスマスシーズンはまだまだ仮想通貨市場が乱高下しそうな気配だ。
ビットコインだけではなくその他の仮想通貨にも同じことが言えるが、投資対象とする仮想通貨の特性をよく理解し、欠点とデメリットを知った上で投資をすることで、最悪のリスクを避けられる可能性を少しでもあげておこう。
せっかく、この仮想通貨バブルが起こっている時代に生まれているのだから、そのチャンスと恩恵を最大限に得るのが投資家冥利に尽きるだろう。
これから仮想通貨投資を行う方や、既に行なっている方も、皆で勝とう。
検討を祈る。
ビットコインは株王獅子丸さんが予想したよーに、確かに値動きの雲行きがあやしいですよね
ビットコインのデメリットや欠点が問題視されてきているのがわかりました