投資家の兄弟たちよ、ごきげんよう。
現在は、経営をしていくのが難しいと感じている企業も増えている。そんなときに役立つのが「M&A」。これを実行することで、倒産するリスクを遠ざけることも可能だ。そこで今回は、M&Aの中身や関連銘柄について紹介する。
目次
M&A
M&Aとは「Mergers and Acquisitions」の略だ。つまり、「合併と買収」を意味する。現在は、日本の人口も減ってきている。そのため、単独での企業経営が難しいという会社も多い。そういう企業が主にM&Aを繰り返している状況だ。
特に、小売店ではこういうパターンが多い気がする。これを行うことで、倒産しかけている企業を救えることもある。しかし、その反面、借入金が多い企業を買収をして共倒れになる場合も。
また、他社の技術を盗みたいからと言って、買収を行った後、用がなくなったら手放すという場合などいろいろなパターンがあるのだ。近年では、三越と伊勢丹が合併したり、シャープが買収されたりなど大手企業のM&Aもある。今後もM&Aの量は増えていくだろう。
M&Aが行われ株価が上がるとは限らない
M&Aについて、皆さんはどう思うだろうか?おそらく、甲乙つけがたいと思っている人も多いだろう。つまり、M&Aが行われたからといって、株価が上がる(下がる)という考えを簡単に持たないでほしい。
やはり、それぞれの会社の状況によって同じM&Aでも、全然違うのだ。また、買収する側の株価は上がったが、逆に買収される側の企業の株価が暴落する場合もある。そのため、企業の背景を読み取って株の売買を行ってほしい。
また、M&Aが行われる際も前々から噂になっていれば株価に織り込み済みになることが多いため、そこまで激しい動きはしないだろう。ただ、サプライズ的に発表されると株価がありえないぐらい動く。臨機応変に応じて売買してほしい。
M&Aを手伝う企業も増えている
最近では、M&Aをアシストする会社も増えている。これらの会社にはいろいろなパターンがあり、どの業界でも請け負う場合もあれば「薬局・ドラッグストア専門」など業界を絞ってM&Aを手伝うケースも。今後、M&Aは国内でも当たり前の世の中になるはずだ。
また、売上や利益が落ち込んでいる企業もたくさん増えている。そのため、会社を合併することで所有地を減らしたいという想いを持っている会社も多いはず。M&Aをすることで本社を合併でき企業ビルの売却もできる。
その結果、収益を増やすことができ最終的に利益を増やせる。ただし、買収されることで今までの仕事のマニュアルを一から覚え直さないといけない場合も。そのため、従業員にとっては大きな負担になるかもしれない。
注目のM&A関連銘柄
俺が注目しているM&A関連銘柄を紹介するのでしっかりチェックしてもらいたい。
【4324】電通
「電通」は、広告業界でも大手の企業だ。しかも、海外企業へのM&Aをたくさん仕掛けているため、世界中に電通の名を広げることもできるだろう。ただ、パワハラや過酷な残業などが問題視されているため、慎重に投資をしたい。
【2127】日本M&Aセンター
「日本M&Aセンター」は、主に中小企業を中心にM&Aをアシストしている。しかも、東証一部上場しているため、信頼度もとても厚い。しかも、国内5拠点のほかに、シンガポールにもオフィスを構えているため、自社の拡大もしていくと思う。
【6080】M&Aキャピタルパートナーズ
「M&Aキャピタルパートナーズ」も、M&Aについてのアシストを行っている。しかも、この会社も東証一部上場のため信頼性も高い。さらに、この会社では日本経済新聞社主催のセミナーに時々協賛していることから、価値ある会社だと言えるだろう。
【2914】JT
「JT」も実は、M&Aを積極的に行っている会社だ。アメリカやイギリスの企業を買収した事実もある。しかも、大卒の採用サイト上に「JTのM&A戦略」という題目で紹介してあるため、今後もM&Aに力を入れることが予想されるだろう。
【9984】ソフトバンクグループ
奇跡の復活を遂げた企業が「ソフトバンクグループ」だ。この会社は、海外企業から国内企業まで大小たくさんの企業を買収してきた。しかも、グループ企業として、ヤフーなど大手会社も持っているため、安定性もあるだろう。
【8411】みずほフィナンシャルグループ
「みずほフィナンシャルグループ」は、三大メガバンクのうちの一つだ。銀行業務を行う傍ら、M&Aに関するアドバイスも行っている。そのため、たくさんの会社から必要とされる企業だろう。今後も日本の経済を支える企業であり続けるのは間違いないはずだ。
【8306】三菱UFJフィナンシャルグループ
最後に紹介するのが「三菱UFJフィナンシャルグループ」だ。ここも、三大メガバンクのうちの一つでM&Aに関するアドバイスをしている。また、三菱系の企業なので信頼度も抜群だ。今後も日本の代表企業として残るだろう。
まとめ
M&Aは、今後も日本国内だけでなく世界を巻き込んで行われるだろう。そのため、外資系企業も日本に増えるはずだ。ただ、株投資をする際は、日々情報収集をして売買のタイミングを計ろう。最終的に稼げるトレードをしていただければ幸いだ。