10月のIPO株について調べている方に向けて、10月のIPO株に関する情報をまとめた。現在の世界情勢の影響から激しく乱高下する日経平均株価に翻弄されている投資家も多いと思うが、このような相場だからこそ冷静に10月のIPO株の攻略を狙っていきたい。
10月に新規上場するIPO株
10月のIPO株は全部で5銘柄。スマホアプリ関連のAppBank、バイオ製薬関連のグリーンペプタイド、WEBメディア関連のGMOメディア、結婚情報サービスのパートナーエージェント、飲食経営のバルニバービ、どの銘柄もそれなりに魅力的なIPO株なので今のうちから各銘柄の特性について把握しておくのが賢明だ。10月のIPO株について個人的に分析した結果を下記にまとめた。
【6177】AppBank
上場日:10月15日 東証マザーズIPO
話題性◎ 成長性◎ 期待度◎
10月15日に東証マザーズに新規上場するAppBankは、マックスむらい(村井智建)氏の知名度からもIPO市場にて注目を集めている10月のIPO株。スマホ向けアプリの紹介に特化したWEBメディアの運営をはじめとして、AppBankが自社開発を行うアプリや動画コンテンツの提供などを中心とした事業展開を行っており、時代にマッチした企業体制からもIPO後の成長を見込むことができ、魅力的な株価上昇にも期待がもてる。10月のIPO株の中でも最も注目度が高いIPO株ではないだろうか。AppBankのIPO株を狙うのであれば、AppBankの中心的存在であり、AppBankの事業展開の舵取りとなるマックスむらい氏のYOUTUBEチャンネルを絶対にチェックしておきたい。
【4594】グリーンペプタイド
上場日:10月22日 東証マザーズIPO
話題性△ 成長性◯ 期待度◯
10月22日に東証マザーズに新規上場するグリーンペプタイドは、医療関連、製薬関連、バイオ関連の10月IPO株だ。がんの免疫治療薬の研究から販売までを行う大型のIPO案件ではるが、現在のIPO市場からの注目度や話題性はやや低めな様子が伺えるため、IPO直後の短期的な急騰には大きな期待はできないと見ている。しかし、バイオベンチャーという性質上、がん治療などの医療分野において大きな注目材料が発表されるかどうか、注意深く監視していきたいIPO株だ。その他、特筆すべき点として、グリーンペプタイドの大株主には蒼々たる面子のベンチャーキャピタルが名を連ねている点にも注目しておきたい。
【6180】GMOメディア
上場日:10月23日 東証マザーズIPO
話題性◯ 成長性◎ 期待度◎
インターネット分野のマーケットにおいて大きな力を誇るGMOグループから新たに生まれたIPO株がGMOメディアだ。10月のIPO株に中でも注目度は高いほうだろう。個人的にはIPO直後には初値高騰の可能性も充分にあり得るIPO株として見ている。事業内容を見ても、市場規模の拡大がまだまだ見込まれているECメディアやソーシャルメディア分野での事業展開を行っている企業のため、中長期的な成長にも強い期待をもつことができる。10月のIPO株のなかでも急騰の可能性が強く短期投資の即効性がありそうなIPO株として見ている。
【6181】パートナーエージェント
上場日:10月27日 東証マザーズIPO
話題性◎ 成長性◎ 期待度◎
千原ジュニア氏のテレビCMでも着実に知名度を上げている結婚情報サービスを展開するパートナーエージェント。テレビCM以外にも電車内の広告でも目にする機会も増えてきている。結婚情報サービスというマーケット全体が急成長をしているため、パートナーエージェントの初値高騰、IPO後の株価上昇、企業の成長性に安定的な期待がもてそうだ。多くの方に認知されている企業のため、注目度も自然と高まりそうなIPO株。
【3418】バルニバービ
上場日:10月28日 東証マザーズIPO
話題性◎ 成長性◎ 期待度◎
10月28日のIPO株となるバルニバービは、ピザ屋、カフェ、レストランなど飲食店の経営から運営企画を行う企業だ。若者や感度の高いオトナからも支持を集めそうなお洒落な飲食店舗が人気を博している。他の飲食系の企業と比較しても、バルニバービの特徴として、1つのブランド店舗を広めているのではなく、多種多様な店舗を拡大している点が興味深い。全国各地の商業施設への店舗拡大など、中長期的な成長に期待ができるIPO株だ。10月のIPO株として注目している投資家も多そうなので、初値高騰にも期待はできそうだ。
以上、10月のIPO株に関する情報だ。
上昇トレンドなのか、下降トレンドなのか、相場の行く末が掴みづらい現状ではあるが、9月も似た様な状況のなかで、IPO株がしっかり急騰していたことを考えると、上記に記載した10月のIPO株が初値高騰から株価急騰が続く事も充分に期待できるだろう。