IICとIOT関連銘柄

IICとはimage

1999年にケビン・アシュトン氏によって提唱されたIOT。ケビン・アシュトン氏が思い描いた「全てのモノがインターネットに接続される世界」は現実的な未来予想図として実現化が進んでいる。

そして、IOT化された社会を担っていくことになるであろうIOT関連銘柄が株式投資市場でも次々と台頭している今、IOTと非常に密接な関係にあるIICについても理解を深めておきたい。

IICとは?

IIC関連銘柄

IICとは、現実世界とデジタル世界の統合という大きなテーマの中で様々な改善を行う団体だ。
IOT関連銘柄に関する情報や知識を探求している個人投資家の方であれば、IICについても既に把握されているかと思うが、ここで改めてIICとIICがIOT関連銘柄に及ぼす影響についても考察していきたいと思う。

IICという言葉を初めて知る方には、是非とも当記事をご覧頂きIICに関する知識を深めるお手伝いができれば幸いだ。

Industrial Internet Consortium

IIC

IICとは、Industrial Internet Consortium(インダストリアル・インターネット・コンソーシアム)の略語であり、Intel、IBM、Cisco Systems、GE、AR&Tをはじめとした未来を牽引する大企業によって、世界の産業マーケットにおいてIoT関連の標準を目指して設立された非営利団体だ。

IOT関連マーケットにおいて、IOTの規格(P2P接続が可能なモバイルデバイス間の通信プロトコルに関する規格)はまだ完全に確立されておらず、現在でも様々な業界団体が設立され、勝者となった規格とIOT関連銘柄の関係性を考察していくのも株式投資をする上で非常に面白い。

IICの目的

IICが設立された目的のひとつとして、増え続けるあらゆるスマートデバイス、機械、人間、プロセス、データを繋ぎ最適化を図ることで、相互運用を実現するための要件を明確にし、共通アーキテクチャを定義することが挙げられる。

IICは、インターネット及びIOTのグローバルなマーケットの開発に興味を持つあらゆる企業や組織、団体に対してIICへの参加を促しており、IOT社会の実現を加速するための基盤になる産業インターネットアプリケーションの導入を推進している。

つまり、IICとは、IOTの根幹を築くうえで重要な役割を果たす団体であり、IOT関連銘柄とは切っても切り離せない関係にある団体だ。

IICの活動

IOTを現実世界のアプリケーションに適用するために、様々なテスト環境の創出や既存事例の活用を行い、IOTに関する様々なアイデアや実践やインサイトを共有するオープンフォーラムを促進し、IOT関連マーケットのための世界標準策定に働きかけている。

また、IICはサイバーセキュリティや情報セキュリティに対する信頼性の構築にも関わるため、IOT関連銘柄だけではなく、セキュリティ関連銘柄とも強い関連性を持つ団体となる。

年間で1億ドル(100億円以上)の巨額投資をサイバーフィジカルシステム関連の研究開発のために行い、交通などのインフラ、スマートシティなどの分野において民間企業と連携してテストを行うなどの活動もしている。

IICに参加する企業

IICの設立に関わったIntel、IBM、Cisco Systems、GE、AR&Tの5社以外にも、日本国内の企業では【7203】トヨタ、【6501】日立製作所、【6701】NEC、【6503】三菱電気がIICに参加している。

これらの企業は日本のIOT関連銘柄、IIC関連銘柄として覚えておくとよいだろう。
他にもヒューレットパッカード、デル、マイクロソフト、シマンテックなどの企業もIICに参加している。

IICの焦点

IOT関連の標準規格に影響を及ぼすことを狙うIICが焦点を定めるのは、エネルギー、医療、製造、運輸、行政の5つだ。

これら5つは現代社会において重要な要素を持つ領域であり、IICはその他の標準化団体と連携し、これらの領域において標準規格を提案していくという非常に重要なキーを握っている団体であるため、IICの動きがIOT関連銘柄の株価に影響を与える力も強い。

IICはIoTに貢献

IoTは、人間とインターネット、そして物理的なモノを最大限に結びつけることによって、これまで普及してきたITを劇的に進化することができる革新的なテーマであり、IICは新しいIoT製品やIoTシステムのために大きな貢献をすることが期待されている。

現実とサイバーを結びつけるうえで、IICの活動は非常に重要なモノとなる。

日本とIICの関係

IICとは

個人的な見解として、IICは日本のIOT関連企業に期待を寄せているといった印象を受ける。

先日行われた[日本と創造する未来の産業]と題されたフォーラムにおいて、米GE(General Electric)社の会長兼CEOのJeff Immelt氏(ジェフェリーイメルト氏)が語った内容にも注目しておきたい。

米GE社CEOの意見

IICとは2

GEは、産業機器をインターネットに接続するIoTにおいて、新たな価値を生み出すIIC(Industrial Internet Consortium)の拡大に向けた新たな仲間作りを進めているという内容を語り、ジェフェリーイメルト氏は【7013】IHIの最高経営責任者である斉藤保氏、【6301】コマツの代表取締役社長の大橋徹二氏、【4901】富士フィルムホールディングスのCEO古森重隆氏らと共にパネルディスカッションも行った。

このフォーラムにおいてGEのジェフェリーイメルト氏は、次世代を牽引していく鍵は中国ではなく、日本と米国にあり、IoTなどの分野においても日本が鍵を握っていると捉えられることを説明していた。

その他にも、

「ビジネスモデルのイノベーションが起きている。テクノロジーが変わるのと同時にビジネスのやり方や市場へのアプローチも変えるべきだ。すべてはサービスで提供されないければならない。お客様はモノを買うことよりもサービスを利用することに対してお金を払う。ビジネスモデルもそれに合わせてフレキシブルに買えなければいけない」といった内容は、まさにIOTマーケットの的を得た意見だ。

現在、株式投資市場で人気や注目を集めているIOT関連銘柄も同じくして、モノを売る企業よりもサービスを売る企業が人気を集めている。

さらには、GEが日本と組みたいと思っている理由のひとつとして、日本企業はセンサーやコントロールの技術でリーダーになる要素があるとも語っている。

ジェフェリーイメルト氏はハードを扱う企業もソフトの重要性を認識し、センサー経由で集まる膨大なデータを分析する事が生き残りには欠かせない事だと考えているようだ。

GEのCEOであるジェフェリーイメルト氏のお墨付きとも言える、センサー関連、ビッグデータ分析関連のIOT関連銘柄は絶対にチェックしておくべきだろう。

IICの動画

IICに関する動画もチェックしておくとよいだろう。

上記の動画はYOUTUBEのIICチャンネルにて公開されている動画だ。日本語訳が無いのが残念だが、英語のリスニングができる方はIICを知るうえで是非見ておくとよい。

IIC関連銘柄

当記事内でも挙げたIICと関連性の強いIOT関連銘柄をまとめて挙げておく。

IIC関連銘柄7選

【7203】トヨタ
【6501】日立製作所
【6701】NEC
【6503】三菱電気
【7013】IHI
【6301】コマツ
【4901】富士フィルムホールディングス

IOT関連銘柄、IIC関連銘柄としての観点からもチェックしておこう。

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