ごきげんよう、株王獅子丸だ。
スーパーやオフィスをはじめ、いろいろな場所で使われている段ボールだが、日本においてとても良いニュースが届いている。今回は、その出来事をきっかけに注目したい段ボール関連銘柄があるため紹介していこうと思う。ぜひ段ボール関連銘柄をチェックしてもらいたい。
目次
段ボール
段ボールとは、紙を何重にも重ねて丈夫にした箱のことである。主に、「板紙」が使用されており、重たいものを入れて持ち上げても、破れにくくなっている。現在では、プラスチック製やとても強化してある段ボールまでいろいろな種類もあり、まさになくては存在だと言えるだろう。
また段ボールを支えている会社の代表例が製紙関連会社であることを覚えておいてほしい。余談になるがこれは日本発祥のものではなく、イギリス発祥のものだと言うことも雑学の一部として入れておくと、賢く見られやすくなるだろう。
国内での段ボール生産量が10年前の記録を更新予定
国内には「全国段ボール工業組合連合会」と呼ばれる組合がある。そこの発表によると、2017年の段ボール生産量は、10年前の記録を更新する可能性があると言うことが発表されたのだ。特に現在では、インターネット通販で買い物をする人も増えており、必然的に段ボールの使用量が増加したと考えられる。
最近では、スーパーもネットショッピングに力を入れているため、今後も高齢者など外出先への移動が大変な人、あるいは仕事で忙しくて買い物どころではないと言う人を中心に需要は増えていくだろう。さらに、段ボールはリサイクルしやすいため、会社や工場で使用する割合も増えていると言われており、引き続き段ボール関連銘柄の様子を見守っていきたい。
段ボールの大口発注増が期待される
最近では、店頭販売を行っている店舗においても宅配のサービスをとる場所は増えている。そのため、段ボールの需要が増えることも予想される。段ボールの製造や加工、さらに段ボールの原料を卸している会社は、2017年の業績も上がる可能性が高い。
特に「王子製紙」は業界でもたくさんのシェアを占めている。そのため経営陣がウハウハしている姿が画に浮かぶ。
ただし、段ボールよりも便利なものが出てきたら、生産量も減る可能性もある。常日頃から段ボールの代わりになるものも開発されていないかと言うことを頭の片隅に置きながら、時代の流れについていくことが大事だろう。
本命の段ボール関連銘柄
数多くある段ボール関連銘柄の中から本命だと思うものを紹介する。
【3861】王子ホールディングス
業界の中の「優等生」と言える会社が「王子ホールディングス」だ。段ボールや紙など圧倒的なシェアを誇る。しかも、今年にはマレーシアの段ボールメーカーを丸紅と共同買収した。そのため東南アジア地域においても段ボールの取引量がますます増えそうだ。このため段ボール関連銘柄として本命だと言える。
注目の段ボール関連銘柄
注目している段ボール関連銘柄を紹介する。
【3708】特種東海製紙
1株あたりの価格は少し高いが、何かと話題になっているのが「特種東海製紙」だ。日本製紙株式会社と販売機能を合わせてみたりと、いろいろなことを行っている。もしかしたら化ける要素もあると思い、段ボール関連銘柄としておすすめとした。
【3941】レンゴー
レンゴーは、大阪と東京に会社を構えている。グループ会社を66社(2016年12月20日現在)持っているのだが、そのうち42社は紙器や段ボールに関する会社だ。そのため業界でも大きな力を持っていると言える。このことから段ボール関連銘柄として期待できる。
【3946】トーモク
北海道から九州まで20個近くの工場を所有しているのが「トーモク」だ。段ボールの加工を徹底的に行っている。しかも「アメリカ」や「ベトナム」、「スウェーデン」にもグループ会社があるため、規模も大きい。そのためさらにグローバル展開する可能性も十分考えられる。このことから段ボール関連銘柄として外せないだろう。
【6208】石川製作所
いろいろな機械を作る工場だが、実は段ボールに印字をするマシーンを製造しているのだ。そのため、段ボールを加工する会社から機械の注文が入る可能性もある。そのため段ボールの発注量増加に少しは乗っかり、段ボール関連銘柄として業績が良くなるかもしれない。
【3952】中央紙器工業
段ボールの加工など、最高の技術力を持っていると言っても過言ではないのが「中央紙器工業」だ。実はこの会社の20%前後所有しているのが「トヨタ自動車」。そのため、会社が倒産するような危険性も少ないだろうと言う面で、段ボール関連銘柄としておすすめした。
【3953】大村紙業
この会社は段ボールの製品加工も行っている。特に面白いなと思うのが、段ボールをパレットにしてみたり、神輿にしたりと発想力がピカイチだ。そのため、段ボールの生産量増加に便乗して、段ボール製品の生産量も上がる可能性が考えられると思い段ボール関連銘柄としておすすめだ。
まとめ
段ボールの生産量が相当増えると言うのは、一見私たちに関係ないような気がするが、投資家にとっては、そういう少しの情報もキャッチする必要がある。そうすることで株投資も上手く行きやすくなるため、日頃から常にアンテナを張っておこう。