ごきげんよう。株王獅子丸だ。
投資家の兄弟たちよ、調子はどうだろうか。
俺の方は何かと忙しく特に最近は更新が滞る日もあるのだが、少々記事が短くなっても記事をまとめていくつもりだから是非チェックしてほしい。
さて、今日の銘柄は【9973】小僧寿しだ。
小僧寿しといえば赤字が続き、特に近年は赤字幅が急拡大していた低位株としてお馴染みだ。
また、前期(19年12月期)2年連続となる債務超過が解消されなければ上場廃止が危惧されていたわけだが、昨夜22時20分に注目の決算が発表された。
内容は2018年12月期と比較して売上高や営業益、経常益は改善され赤字幅は縮小。してかし最終益は500万円の黒字予想から1憶1600万円の赤字転落となった。
そして純資産は18年12月期の10憶5700万円のマイナスに対し、19年12月期は900万円のプラスとなったことで無事に債務超過を脱して上場維持となったのだ。
その結果、株価は朝から急騰。寄り付き直後には前日比+29円(+48.27%)となる高値43円まで買われる場面まで確認されている。
上場廃止の回避で急騰するケースは珍しくないが、問題はその後だ。
やはりこの銘柄もそうした過去の銘柄と同様、人気は続かず失速し、結局、本日の終値は30円と前日比で+1円という具合だ。
正直、今日一日くらいはある程度の上げ幅をキープして大引けを迎えると思ったが、予想以上の売りが出たようだな。
もっとも、こうした銘柄や値動きは面白いのだが、純粋に投資対象として考えれば俺も好んで買いたいとは思わない。
今日が注目のピークと判断したなら、さっさと売ってしまうのが正解と考える。
現在も保有中という投資家もいるだろうが、再び20円台前半まで下げる可能性も考えられるということは常に忘れないでほしい。